【橿原市】年々趣向を凝らし、5月に今井町町並み散歩&今井六斎市を実施。

昭和61年(1986)以来歴史を活かすまちづくりに取り組む

今井町は、天文年間(1532~55)、一向宗本願寺の今井兵部によって布教拠点の称念寺が建てられたことにはじまる。織田信長に降伏したのちは、商工業の町として発展。物資取引や金融業も盛んになり、「今井千軒」「大和の金は今井に七分」といわれるほどに繁栄したという。
今井町にある600軒余の建築物の6割はその面影を残す江戸時代以来の伝統的な町家建物である。平成5年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたが、この選定に大きく係わったのが今井町町並み保存会である。同会は「歴史を活かすまちづくり」として町並み保存を位置付け、町内で粘り強く話し合いを行い、合意の上で重要伝統的建造物群保存地区選定にこぎつけた。

毎年趣向を凝らして5月に今井町町並み散歩を実施

平成8年より、毎年5月に「今井町並み散歩・今井六斎市」と題してイベントを開催。重要文化財や県指定文化財、修理が完了した町家について、所有者の理解を得て一般公開を行っている。その際、1グループ20名程度を観光ボランティアが案内するガイドウォークを実施。各ポイントにクイズやスタンプを用意し、楽しみながら町家を見学してもらえるような工夫もしている。
この他、江戸時代に開催されていたという「六斎市」にちなんだフリーマーケットでは手芸品や陶芸品、大和の特産品などの店が並ぶ。空家となっている町家の新たな活用モデルをづくりの一環としては、町家を利用した写真展や演奏会等も開催され、近畿一円から多くの観光客を迎えつつある。

子どもたちへの啓発を兼ねた土壁塗り体験等も

保存会の目的は、ただ「町並みを保存する」だけではなく、貴重な遺産である町家や町並みを現在に保存する意義を伝えていくことにも軸足を置いている。保存の今日的意義を検証し、保存のあり方や町家の活用方法を検討するとともに、子どもたちへの啓発も積極的に進めている。ることでするための活動にも取組んでいる。その一環として、子どもたちに土壁の家づくりを実際に体感させるため、土壁塗りや鬼瓦づくりの体験学習会等も行われ好評を得ている。

平成20年は5月18日(土)に重文9件など町並み散歩

20年度の第13回今井町町並みウオークは、重要文化財9件の内部公開が行われる。さらに恒例の今井六斎市、観光ボランティアガイドによるガイドウオークに加え、日ごろ思っていることを自分の言葉で表現する語りの書展なども実施。メインイベントの「今井宋久をとりまく茶人たち」では、今井町にゆかりのある今井宋久と、織田信長や千利休などの時代扮装をした茶行列が呼び物。

今井町町並み保存会 お問い合わせ:0744-24-7246

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