
ひとりひとりの心のなかにある、それぞれの
なつかしいまほろばの風景をつなげていきたい。
そんな思いを色々な目線でコミュニティどうし語りあい
手をつなぎ、心地よい「まほろば」へ育てていく。
そんなネットワーク、広げませんか!

桜井市金屋で海柘榴庵・鍛冶屋の窯(つばきあん・かじやのかま)を営むのは梅田幸二さん。「金屋」という古くからの鍛冶屋のまちで、先代まで鍛冶屋だった家の八代目という梅田さんは、鍛冶屋の伝統を伝える築200年の生家(古民家)を生かし、独特のマキの窯で焼くやきもの工房「海柘榴庵・鍛冶屋の窯」を営んでおられます。
早期退職を選び、山里の暮らしと景観を守るボランティアにも取り組みつつ、好きな仕事に打ち込む梅田さんです。そんな生き方をを羨ましいという見学者に対しては、口にこそ出さないが「羨ましければ君らもリスクを背負ってやれば?」と腹の中で思うことが多いと聞きました。
定年後の生き方として田舎暮らし・山村暮らしに憧れる人が一定程度はいることは確実です。団塊の世代がすべて60歳の定年を迎えた今は、まほろばの道でつながる風景街道沿いで、梅田さんのように元気な第二の人生を求める人のために、公的な空き家情報収集と提供システムの整備も期待したいところです。
梅田さんの話によれば、山の中にある集落の不便なところほど空き家が目立つそうです。昔は売る人もなく朽ちるに任せる空き家が多かったが、最近はあきらめて売る人(世代)も増えているとか。定年後でまだ元気な世代や芸術家、工芸家が求めているのがそうした情報に出会えるシステムという気がします。
明日香村では空き家の古民家への移住を希望する人には家屋修復への一定の補助制度も整備されつつあるようです。そんな経験がまほろばの道沿道にある山村の空き家活用に生かされればとの視点で、明日香村で具体的な事例が発生すれば注目したいと思います。現在のところ明日香村でも平地部は人気が高く空き家をゲットするのは至難のようです。
海柘榴庵・鍛冶屋の窯の玄関
築200年の生家を展示場に
梅田幸二さん