
ひとりひとりの心のなかにある、それぞれの
なつかしいまほろばの風景をつなげていきたい。
そんな思いを色々な目線でコミュニティどうし語りあい
手をつなぎ、心地よい「まほろば」へ育てていく。
そんなネットワーク、広げませんか!

歴史遺産や伝統行事を大切にする気概
田んぼを30cm掘ると1400年前の遺跡が眠っているという飛鳥坐神社や飛鳥寺の地元飛鳥大字の暮らしについて、飛鳥大字の総代さんからお話を聞きました。歴史的風土保全地区に指定されているため、農業経営もままならないのが実情だそうです。
それでも大字民は、「せっかく飛鳥を訪ねていただいたお客様に草ぼうぼうの田畑は見せられない」という意識をみんな持っているとか。飛鳥坐神社脇のポケットパークのトイレ清掃も、大字を構成する八つの組の完全輪番制で美しく清潔に保たれています。
飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)で2月第1日曜日(元は旧暦1月11日)に行われるお田植神事「お田植祭( おんだまつり)」には夫婦和合の所作があり、五穀豊穣を願う天下の奇祭として知られ、多くの観光客が訪れます。
このような伝統を持つ祭りには家々に提灯を出すのが習慣ですが、少子化などの影響で実施できない祭も多くなってきたようです。その代わりに蓮華祭り等新しい祭りにも取り組んでおられ、神戸の長田区の震災経験者を招待して交流なども生まれています。
伝統芸能の担い手は多府県の飛鳥ファンにまで広がって
単なる観光を超えた飛鳥ファンとの交流は、明日香村伝承芸能保存会の活動にも見られます。会長の勝川さんは『八雲琴』『南無天踊』『飛鳥蹴鞠』『万葉朗唱』等の保存に尽力されています。村内ではやはり、後継者不足、特に教える人、御囃子手が少ないのが悩みとか。
それでも、宿泊観光客向けに公演を行ったり、その様子を映像に残し、正月イベントで公開するなどの地道な活動が、遠方からの後継志願者や、高齢の指導者と小学生の後継者がかみ合うなど希望の芽生えにつながっているようです。
飛鳥坐神社ポケットパークのトイレ
村のイベント用に創った手づくりの灯り
明日香村伝承芸能保存会勝川さん